先週は四国のT市立Y小学校の坐禅研修指導をしてきました。
小学生や中学生に仏教や坐禅を教えるのは、一苦労です。

というのも、生徒さんたちは、聞き分けの良い子ばかりですが、
教えるにあたっては、小学生や中学生の知識量、感覚、意識世界を踏まえた上で、
その枠中で説明しないといけないので、小学生や中学生だと、
どこまで情報を削り落とし、言葉やイメージをその年代に合わせられるか、
いわゆる「難しいことを易しく」の苦労を体感し、冷や汗をかいています。

そういう意味で、児童や若者向けの童話やマンガなどを制作している作家さんは、
すごい研究しているんだろうな〜、と感心しますね。

そういえば、少し話がそれますが、小説家筒井康隆氏は『残像に口紅を』で、
日本語の五〇音を一つづつ削っていき、その音を含む語彙を使わずに、
ストーリーを展開させるということをしていました。
こういう言葉を組み立てる天才というのがいるんですね。

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